失敗しない家づくりのために
一生に一度の家づくり。だからこそ、絶対に失敗してほしくない。私たちが見学会やセミナー、書籍出版などを通じてお伝えしたいこととは。
Point.01 優先順位の第一位は“お金”のこと
家は人生最大の買い物ですが、家を買うことが人生のゴールではありません。家を建てた後にも、子育てや車の買い替え、旅行など、家族のために多くのお金が必要になります。高額な家を建ててしまったばかりに、ローンに追われ、家族との楽しい思い出をつくることができない。それでは、家を建てた本当の意味がなくなってしまいます。だからこそまず始めにやるべきことは、自分の実力をしっかりと掴むこと。｢いくらまでなら借りられるのか？｣ではなく、｢いくらまでなら毎月きちんと返していけるのか？｣を知ることです。まずはおおざっぱでもよいので家計簿をつけ、現在の収支を把握します。さらに子供の教育費や、車の買い換えなど将来のライフプランも検討します。お金のことはとても大切です。プロのファイナンシャルプランナーや同等のスキルを持つ人に相談しましょう。間違っても｢年収の6倍までは借りられます！｣と言ってくる業者の話に安易に乗ってはいけません。家づくりでもっとも大切なことはけっしてムリをしないことです。
Point.02 家づくりは｢はじめの一歩｣が肝心
「何から始めていいのかわからない！」と多くの方が悩まれます。何事もはじめが肝心です。では、家づくりのはじめの一歩は何なのでしょうか？
その答えは「家族でじっくり話し合う」ことです。
ポイントは、家に関わる具体的な内容を決めるのではなく、家族の将来像を話し合うこと。誰と、どんな場所で、どんな風に暮らしていきたいのか。家族みんなで語り合うことができれば、自然と理想の家がイメージできるようになります。その姿が見えるようになるまで、何度でも話し合って下さい。イメージが固まってきたら、情報収集を始めましょう。雑誌やインターネット、チラシなどで知識を得ることが重要です。家づくりの勉強会や施工中や完成した家を見ることのできる見学会などがあればぜひ積極的に参加してみて下さい。
Point.03 良い住宅会社の見極め方
勉強会や見学会に参加した中で、ここは良さそうだなという住宅会社が見つかったら、相談してみましょう。親身になって、資金面やライフプランの相談に乗ってくれるかは、良い住宅会社を見極める上で最も重要なポイントです。こちらの話をきちんと聞かずに、建てたい住宅をゴリ押ししてくる業者は要注意です。反対に、一つひとつの事柄に納得するまで、丁寧に説明してくれる営業マンのいる会社は安心です。
Point.04 暮らしやすさは｢間取り｣で決まる
理想の間取りを決める方法をご紹介します。まず1枚の大きな紙に家族みんなの希望を書き出します。｢パパは書斎がほしい｣｢カウンターキッチンがいいわ｣といった具合に自由に書いてください。新しい家にどんなことを望んでいるかは、それぞれ違います。何を望んでいるかは、家族であっても、一致していることはほとんどありません。みんなの意見が出し尽くし、眺めてみたら、今度は優先順位をつけていきましょう。家族のふれあいを優先するならリビングの大きさやキッチンとのつながりが大切でしょう。また、それぞれの趣味を大事にしたいというならそのためのスペースが必要です。家族全員の｢第一希望は必ずかなえる｣という方法もいいかもしれません。もちろん、実際に家を建てるには、いろいろな規制や法律が絡んできます。そこはプロに相談しながら間取づくりを進めていきましょう。
安くていい家をつくる会では、失敗しない家づくりのポイントをお伝えする勉強会や見学会を全国各地で開催しています。ぜひお気軽にお近くの会場にお越しください。